ウェッジワイヤースクリーン
東洋スクリーン工業だからこそ提供できる、
多機能なスクリーンです。
逆三角形の断面形状をしたワイヤー“ウェッジワイヤー”を等間隔に並べることにより、用途に適したスリット(目)を形成し、目詰まりの少ない、強靭で高精度という特徴を有した多目的なスクリーンです。業種や場所に関わらず、ろ過・固液分離・分級・脱水・濃縮などに使用することができます。
ウェッジワイヤースクリーンの特徴
- 目詰まりしにくく、水切れが良い
- ウェッジワイヤースクリーンの最大の特徴である“逆三角形の形状”は、固形物が通過する際、接触点が小さくスリットが末広がりになっているおかげで、固形物が詰まりにくく、仮に詰まっても逆洗効果が高いため、メンテナンス性にも優れているのが魅力です。
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①スリット以上の線径でのスクリーン成形が可能。といったことから、金網や打抜鋼板、ろ布などの各種フィルターより高い強度と耐久性に優れており、ご使用環境、材質によっては半永久的に交換が不要な場合もあり、ランニングコストを抑えられます。なお、当社ではチタンや二相ステンレスといった特殊材質での製作も承っております。
②スクリーン表面が平滑な為、摩耗度合いが一定。
③ステンレス鋼(SUS304、316L)が標準材質。 - 高強度・高耐久性
- 幅広い企画設計対応
- 加工性のバリエーションに富んでいるため、平形や円筒形、円錐形など、さまざまな形状に製作可能です。
用途
ファインウェッジ®
従来のウェッジワイヤーの特徴を生かしながら、より微細な処理を目的として、ワイヤー上辺寸法1mm以下・スリット100μm(0.1mm)以下で開発されたスクリーンで、世界最高レベルの技術力で5μmのスリット形成を可能にしました。ろ布・ろ紙に代わる100%リサイクル可能な金属製スクリーンとして、環境保全の観点からも注目されています。
ファインウェッジ®の特徴
- 世界最高基準の精度
- 自社で独自に定める精度公差は金網・打抜き鋼板その他のスクリーンに比べて高い精度でスリット(隙間)を設定できます。最小で5µm(0.005mm)のスリットまで対応できます。これは同じ世界中のウェッジワイヤースクリーンメーカーの中でも最も高い基準の精度です。
- メッシュ金網・積層金網・ろ紙・ろ布・各種フィルターなどと比較すると強度や荷重が高く、耐久性に優れています。また、洗浄圧に対する剛性があり、似たような目開きのフィルターよりも取り回しが簡単です。こうしたファインウェッジの特徴は、長時間の使用や、多種多様な用途および環境下での使用を実現しました。
- 高強度・高耐久性
- メンテナンス性
- メンテナンスが容易で、逆洗効果により簡単に目詰まりを解消できます。5~100µm領域のフィルターにおいては一般的に詰まると交換するケースが大半ですが、当社のファインウェッジは詰まっても逆洗効果により目詰まりを解消できるため、メンテナンス費用や作業の手間を低減させる効果を期待できます。