ろ過(固体サイズ:~100μm)
食品工場排水のバルキング(浮遊汚泥)の解消
- 食品工場排水設備担当者
- 課題
- 東洋スクリーン工業担当者
テスト後
- ・SS濃度比(嫌気処理前)40%ダウン
① 従来(0.5mm) 12,000 mg/L
② ファインアーク®-60(20µm)7,300 mg/L
・沈殿槽の浮遊物が見た目に減少した。
- 前段に傾斜スクリーンがあることにより、ファインアーク®-60で安定した固液分離ができています。スクリーンに使用しているファインウェッジ®の開口率を上げることで20µmでも処理可能です。
ファインアーク®-60(左)網上のSS回収(右)網下のろ液
導入フロー(例)
調整槽から生物処理に送水する間にファインアーク®-60と比較的容積の小さな中継槽を増設するだけで、大規模な工事は必要ありません。
導入までのリードタイムやイニシャルコストは少なく実現できます。
その他ご意見
微細なSSを回収することができることにより、場合によっては沈殿槽が不要になることもございます。
例) 導入前:調整槽 → 沈殿槽 → 嫌気処理
導入後:調整槽 → ファインアーク → 嫌気処理
沈殿槽をなくすこと省スペース化かつ排水処理場の処理能力アップが見込めます。
調整槽の前に設置することで槽内固形物の堆積量を減少させることができ、定期的に行っていたバキューム清掃が不要になった例もございます。